シンディの今年の自由曲は、近年発表された吹奏楽オリジナル曲の中でも傑作中の傑作と評価の定まっている高昌帥作曲「ウィンドオーケストラのためのマインドスケープ」を取り上げます。
大変難しい曲でもありますが、内容の深さにやりがいを感じて日々練習に励んでいます。
ところがこの曲、コンクールではちょっとかわいそうな目にあってる曲としても有名なのです。
なぜかわからないのですが、楽譜を勝手に改ざんして演奏されることが非常に多いのです(カットとは別ですよ)。
いろんな部分を勝手に変えて演奏されますが、一番有名なのはラストです。
大半のバンドは、最後の音にトランペットの強烈なハイトーンを勝手に付け足してド派手に終了します。
しかしそんなものは実はありません。
*スコア写真参照
低音楽器と打楽器のみで、突き刺すような重低音で暗く終わるのが本当です。
以前、作曲者の高さんに「あの終わり方は許可されてるんですか?」と直接聞いたことがあるのですが、「そんなわけないでしょ!」と一笑に付されました。
そりゃそうですよね。
意味が違ってきますから。
というわけで、シンディでは、ちゃんと楽譜通りで演奏いたします。
本番聴いて、「あれ?なんか知ってるのと違う」と思った方。
シンディのが本当ですので(笑)、よろしくお願いいたします。